丈の長い靴下は売っていない。足のサイズも、もう大きくはならない
靴下が2足しかなくなってしまった。困った。他はもう全部どうしようもないくらいでっかい穴が開いてしまって、ちょっと縫えばまだ使えるだろう!というレベルではなくなってしまった。恐ろしいことだ……
僕の場合、毎度かかとの部分が破れる。かかとからアキレス腱までのあたりが3〜5センチ、ズバッと破れる。思い込みが激しいため、人類皆かかとが破れるものだとずっと思っていたが、弟が毎度つま先にでかい穴が開くというので、こんなところにも個人差はあるらしいと学んだ。
靴下がないと、靴がないのと同じくらい困るので早めに買いに行こうと思い立ち、無印良品に寄る。
余談だが、ユニクロとGU、無印は店内がどこも似た感じの構造になっているからすぐに迷子になってしまって、毎度出口がどこか分からなくなる。メンズとレディース、子ども服のコーナーをぐるぐると回り、あれ、おかしいな、ここはさっきもきた……となってようやく出ることができる。山の中なら迷わないのに、ユニクロだと方向感覚がポンコツになってしまう。何故だろう。
そんなアパレル方向音痴の僕はようやく無印良品にたどり着き、靴下を探す。探して探して探しまくる。布という布をよく見て靴下を探す。
どうも、ユニセックスをウリにしている無印良品もレディースとメンズで靴下の品揃えを変えているらしい。ユニクロもそうだ。これが、本当に、困る。もう、もうめちゃくちゃ困る。
僕の足のサイズは24.5〜25センチで、ある時はあるし、ない時はないサイズの代表例みたいなサイズである。
無印良品の靴下は
25〜27センチ用
21〜25センチ用
でメンズとレディースの区分けがされている。何度も履くうちに伸びることを考えたらレディースサイズで買うのが妥当だし、これまでもそうしてきたし、別にそれで困ったことも特になかった。
ただ、今回はせっかく冬だし寒いので、少し丈の長い靴下を買おうと思って探していた。
深緑の綺麗な色をしたちょうどいい丈の靴下を見つけたので、サイズを見るとメンズ用である。ありゃ。
また深い青のいい感じの丈を見つけるとメンズサイズ。あれ。
ついに店員さんに
「すみませんが、レディースでこの丈の靴下はありますか」
と問い合わせると
「申し訳ありませんが、こちらの丈はメンズのみとなっておりまして。レディースコーナーにお連れいたしましょうか?」
と、さっきもウロウロしていた場所に案内される。
「これが一番長い丈でして、カラーバリエーションもメンズより少なくなっております」
と付け加えてくれる。
なんと。無印のマーケティング的には、メンズのあのサラリーマンがよく履いてるくらいの丈の靴下はレディースには需要がないということらしい。そうなのか。
愕然とした。
短い靴下は寒い。長い靴下は売っていない。しかもレディースで一番いい感じの丈は黒しかない。嘘だ。メンズなら深緑とか青とかカッコいいのいっぱいあるのに。なんで。
いや、なんでと言っても始まらないので、店員さんにはお礼を言って無印良品を後にした。靴下が短いならズボンの下に履く暖かいやつでも買えばいいか……とユニクロに向かう。そして、また迷子になる。同じようなブロックが続き、似たような素材の服に進路を惑わされて混乱する。
ズボンの下に履く暖かいやつ、暖かくていいのだが、いかんせん自分が胃下垂で、食べるとお腹が膨らみ出っ張り、ああいうものを履くとお腹が苦しくなってしまうので、どうにも避けていた。
しかし寒いのは辛いし、丈の長い靴下は売っていない。足のサイズも、もう大きくはならない。助からない。まあまあ助かるために結局暖かいやつを買って履いている。うーん、でも靴下は少ないままだし半分解決して半分解決していない。長い靴下がないせいで……。インターネットを探せばあるのだろうが、靴下ともなると実物を見ないと怖くて買えない。こういうところを直したほうがいいのだろうか。どうすればいいのだろうか……
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